経済学大学院留学ガイド -学部の成績証明書(transcripts)-
赤字は2005年3月追記箇所
大学院留学一般の話として、GPA(優を4点、良を3点、可を2点として、各科目の単位数で加重平均した値)が合否を左右するとよく言われるが、経済学の場合どれほど重要視されているのかは定かではない。Minnesota から「GPAが3.3なので本当は合格できないけれど、推薦状でとても優秀だと書いてあるから、特別に合格させた」という合格通知をもらった人がいるという話もある(KS)。Wisconsin に GPA が3.0+で合格した人もいる(a PhD student at Wisconsin)。GPA そのものより、履修した授業の難易度や難しい授業での成績が重視されるようだ(SA)。ただし、奨学金を大学院から受けるには GPA が重要だそうだ(a PhD student at Wisconsin)。
間違いないのは、数学の授業を履修しているかどうか、及びその成績が最も重視されることである。Cornell がホームページ上で強調している(こちら)。微分積分と線形代数は最低限。多変数微分積分、微分方程式、実解析、確率統計も理解している事が望ましい。NYU経済学部のPhD進学FAQページも参照のこと。今、学部生の人には、数学の授業を履修して優を取っておく事を強く薦める(私はこの点で大失敗した)。ただし、数学の成績が良以下だったからその授業を履修しなおすというのは印象が悪く、よりレベルの高い授業を取った方がいいらしい(PR)。
学部レベルの経済学の授業の成績は、あまり重要ではないと思う。(NYU は少し異なる見解を公表している。)一つには、大学院レベルの経済学と学部レベルの経済学には大きな隔たりがあることが挙げられる。また、学部で経済学を専攻していなくても、理系専攻で数学ができるからという理由で合格する人が多いのも一因だろう。大学院レベルの経済学の授業の成績は、それなりに重視されると思う。しかし、上で紹介した Cornell のホームページに書いてあるように、それをもって数学の授業履修の代わりとすることはできないようだ。
既に大学院に進学している人は、大学院の成績証明書も出願の際に必要になる。学部の成績があまり良くない人は大学院で良い成績を取っておくというのも一つの手だろう。