
経済学大学院留学ガイド -出願-
2003年7月28日、EMSのデッドリンクを修正。
出願方法に経済学大学院の特殊事情があるわけではない(このページの一番最後の段落を除く)のだが、疑問が生じそうな幾つかの点について記しておく。
昔は郵便で取り寄せていたそうだが、今はインターネットでダウンロードできる。郵便を使おうとすると、むしろお金を取られるケースが多い。だいたい8月後半頃には、各大学のホームページ上にアップされる。また、オンライン出願ができる大学では、願書をダウンロードする必要さえない。
多くの大学で、インターネット上で願書記入ができる。しかし、当然、推薦状や成績表は郵送しなければならない。郵送の際には、エアメール(アメリカへは約1週間で届くと郵便局の人は言っていた)でも構わないが、早さと確実性を考えれば、インターネットでトラッキングができる郵便局の EMS(一通、1200円)か、FedEXやDHL(もっと高い)の方がいいと思う。EMSの場合、3日から5日で届く(2001年12月後半の場合)。しかし、大学に届く日がたまたま日曜日になってしまうと、不在で郵便局持ち帰りとなり、結局届くのに7日かかることがあるので、日曜に届かないように投函する必要がある。私の場合、西海岸宛てに木曜日に出したら5日かかり、東海岸宛てに土曜日に出したら3,4日で届き、東海岸宛てに水曜日に出したら日曜に届くというケースにはまり、結局届くのに7日かかった。エアメールと一緒じゃん…。EMS といっても、アメリカの郵便局(USPS)は普通の郵便と同じように扱う(配達記録はされるけど)ので、こういう結果になるそうだ。
たいていの場合、願書には、大学院からの奨学金に応募するかどうかをチェックする欄がある(出願すると自動的に奨学金応募にもなる大学もある)。YESの欄にチェックしたからといって、合格確率が下がるなんてことはない。アメリカ大学院の奨学金は、need-based (必要性に応じての支給)ではなく merit-based (優秀さに応じての支給)だから。Columbia の願書に書いてあった以下の文を参照。
Some students ask not to be considered for fellowship aid in the belief that requesting it may have an adverse effect on admission. This is not the case. Whether or not a student asks to be considered for fellowship aid has no bearing on the admission decision. In some instances the financial resources of students (and their families) are such that they do not perceive a need for fellowship aid from the limited resources of the graduate schools they wish to attend and they are prepared to relinquish their right to be considered for it so that other meritorious applicants with financial need may benefit. Students who do not request fellowship aid but who are nevertheless recommended for the honor by the programs in which they wish to study are appointed Honorary Fellows as a mark of their merit as judged by the appropriate faculty committees.
願書の注意書きに「Please type.」と書いてあることがある。そのためにわざわざタイプライターを買ったりする人もいるそうだが、無視しちゃっても大丈夫。思うに、ネイティブ向けの注意書きだと思う。彼らの手書きは確かに読みにくい。でも日本人が活字体で書く分には手書きでも読みやすいはず。
大学によっては、合格して入学する場合に申請する入国ビザの種類を問われることがある。ほとんどの人は、「F-1」にチェックすればOKだと思う。ビザの種類については、在日アメリカ大使館のホームページを参照。
大学によっては、預金を幾ら持っているかとか資産を幾ら持っているかとか聞かれる場合がある(Harvard, MIT, Princeton, Boston Univ. etc.)。お金をたくさん持っていると書くことによって、大学院から得られる奨学金の額は下がるが、合格する確率は上がるそうだ(SA)。合格するかどうかわからない上位校への出願には「お金を持っている」と書いて、奨学金付きで合格できそうな下位校への出願には「お金を持っていない」と書くのが一つの手だろう。
出願書類郵送の際に、TOEFLやGREの成績表が既に手元にあるのなら、コピーして同封しておくと良い(a PhD student at Princeton)。もちろん、ETSから大学院に直接送ったものが正式な成績表なのだが、ETSによる成績報告はしばしば遅れるらしく、時には届かないこともあるらしい(UC Berkeley の出願要綱)。
大学によって様々だが、40ドルから70ドルぐらい。早めに出願すると出願料が安くなるところもある(Princeton, Yale, Columbia etc.)。
支払方法は、オンライン出願ができるところはクレジットカード(VISA か Mastercard のみのことが多い)で可能なところがほとんど。オンライン出願のできないところは、郵便局で手数料500円で発行してもらえる国際郵便為替(International Money Order)を出願書類と一緒に送付すればOK。まれに、アメリカの銀行が振り出した小切手しか受け付けない大学もあり(UC Berkeley etc.)、約3000円の手数料を払ってCITIBANKで海外送金小切手を発行してもらって郵送せざるを得ない場合もある。
締切は、1月初旬必着、または1月15日必着の大学が多い。まれに、12月15日までの消印有効という場合がある(UC Berkeley)。
よく、出願時期が早い方が有利、という話を聞くが、経済学博士課程への出願については全く当てはまらない(SA)。締切までに届きさえすればよい。